みそ文

オイルサーディンと塩レモン

 本日の夕ごはんは夫作の「味噌汁(具は豆腐と松山あげ)」と「温泉卵入り納豆」と「ちぎったレタス」と「小女子の釘煮(市販の完成品)」と「オイルサーディンと塩レモン」。

 オイルサーディンの缶を開けて小さめの器にオイルサーディンを取る。そこに冷蔵庫から取り出したネスカフェゴールドブレンドの空き瓶の中にある塩レモンを入れる。オイルサーディンと塩レモンの両方をかじって口の中で咀嚼する。右側の後頭部でじゅわっと旨味を感じる。夫が「これは塩レモンを細かく切ってのせて食べたほうが食べやすいかも」と言う。

「うん。どうやらくんが塩レモン切って用意してくれるんかと思ってたけど、瓶から出してそのまま器に入れてくれたけん、各自で己の歯でかじれ、いうことなんかなと思った」
「うん、今日はそうしたけど」
「これはこれですごくおいしいけど今度はぜひ塩レモン小さく切って切って。あのね、このオイルサーディンと塩レモンを一緒に食べるとね、頭のこのへん、右側の後ろの辺りですごく深いかんじで『ああ、おいしい』って感じる気がするよ」
「うんうん、これはうまいなあ」

 オイルサーディンと塩レモンを咀嚼した後半にさらにレタスを口に入れると口の中がさっぱりとしてなおおいしい。夫は「オイルサーディンと塩レモンをあらかじめ混ぜたものをドレッシングっぽく生野菜のサラダにかけて食べてもおいしいんじゃないかなあ」と言う。

 初期に作成したなんちゃって塩レモンに比べるとネスカフェゴールドブレンドの瓶でじっくりと作った塩レモンはやはりレモンの香りが電子レンジの加熱によって飛散していないからなのか口の中でかむたびにレモンの香りが鼻腔に拡がっておいしいなあと思う。夫にそう話したが夫は「そうかなあ、最初の頃に食べた塩レモンと違うかなあ、違いがわからんなあ」と言う。「両方ともおいしいけどなあ」という意味として捉えれば夫の「ちがいがわからない」「ちがいを気にしない」おおらかさに安寧な気持ちを得ることはできる。しかし夫が真に人生全般暮らし全般飲食全般に関してちがいを気にしない人なのであればこの人はそういう人なのだとおおらかな人だからと思うかもしれないけれど、夫はお酒やお蕎麦や山用品など細かい違いやうんちくを好んで語ることがあるということは「違い」に関するアンテナや感性がないわけではないのだと思う。となると、塩レモンを作成した妻としては、いやそこはぜひとも積極的にちがいをわかろうとしてみませんか、そしてそのちがいを共に味わいましょうよ、そうできる方が好きかもよー、と思ったりもするわけだ。     押し葉

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Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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