みそ文

焼きイカに塩レモン

 最近私がなんでもかんでも塩レモンを使うのを見て夫が「塩レモンおいしいけど、この夏限りの一時的なブームで終わる気がする」と言う。たとえそうであるとしても今は塩レモンのおいしさがたのしいのでそう感じる間はこの味を口にしては「おいしいな」と思うつもり。私が「どうだろう、来年はもう全然塩レモン作ろうともしないかな」と卓上の塩レモンの瓶を見つめつつ揺らしつつ言うと夫が「そうは言っても塩レモンは梅干しに比べるとずっと簡単にできるみたいだから、レモンさえあれば意外と作るかもな」と言う。

 むかし毎年のように梅干しと梅酒を作っていた頃はそれはそれでたのしくおいしかったのだけど、梅干しはいったん梅酢から引き上げて土用の天日干しを行いまた瓶に戻すなどのお世話が必要で、それに比べると塩レモンは漬けたら漬けっぱなしでいいのがそういえば気軽で気楽だ。

 さらにむかし韓国に語学留学していたのが秋から冬にかけての時期で、近隣のご家庭の庭先ではキムチの漬け込み作業風景が見られた。私が下宿(ホームステイ)していたおうちのおかあさんも親戚の家に集まってキムチ漬け作業をしてくると言って出かけていた。街ではトラックの荷台に山積みされた白菜が行き交い、家庭の庭では山積みの白菜が水洗いされ塩を塗りこまれ唐辛子粉とその他色々を葉と葉の間に塗りこめられ壺に納められる。

 その頃目にしたキムチ漬け作業に比べると梅干しを漬ける作業は自分ひとりで行えば済むことなので親戚関係者一同が万障繰り合わせる必要もなく個人的なスケジュール調整のみで解決するのが私に向いていると思ったが、お天道さまと相談しながら梅の土用干しを行い夜には取り込みまた翌日出して干す作業が梅干しには必要なことを思うと塩レモンは誰ともなんにも相談しなくていいのがさらに私に向いているような気がする。

 さて今夜の夕ごはんは焼きイカの予定。瀬戸内の甲イカ一夜干しをフライパンで焼いて切る。これに既成品塩レモンをつけてご飯のおかずにしてみる。冷奴の釜揚げしらすのせとホウレンソウと松山あげと卵の味噌汁も作る予定。     押し葉

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

ときどき、思い出したように、いただいたメッセージへのお礼やお返事をリンク先の「みそ語り」に書いています。よろしければ、いつでも、どうぞ、どなたでも、ご覧ください。「みそ語り」では、メッセージをくださった方のお名前は書いておりませんので、内容から、これは自分宛かしら、と推理推察しながら読んでいただければうれしいです。手の形の拍手ボタンからメッセージをくださる場合は五百文字以内、文字の方の押し葉ボタンからメッセージをくださる場合は千文字以内となっております。文字数制限なくお便りくださる場合には、下のメールフォームをご利用ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (0)
暮らし (109)
仕事 (161)
家族 (299)
想 (23)
友 (47)
学習 (79)
旅 (16)
心身 (8)

FC2カウンター

検索フォーム

FC2Ad

Template by たけやん