みそ文

三寒四温の厳しさよ

 冬の終わりから春の始まりの時期、ぷららーっと晴れて暖かい日があるかと思えばまた少しきゅっと冷える日がある。「毎年この時期になると思うけど、三寒四温って厳しい。生き物として体調を保つのに力が要る」とふとつぶやく。夫が「そうかあ? だんだん暖かくなっていくのは体はラクじゃん。生き物としてはずーっと暑いとかずーっと寒いほうがつらいはず」だと言う。

「うーん、それはそれで暑いのや寒いのがずっと続く時にはそれに応じた服装や環境調整をするじゃん。でも三寒四温の時期は暖かくなったと思って少し薄着をしている状態でくっと寒くなったりすると冷えて体調崩すじゃん。それで寒いっと思って暖かめな格好をしてそれでうっかり気温が高くなると今度は暑くて汗かいて不快な状態になってそれはそれでまた体調崩しやすいじゃん」
「そうかなあ、その日その日で天気予報で予想気温を確認してそれに合わせた服装をしていれば問題ないんじゃないかなあ」

 そんな会話をしてしばらくのちのある日、仕事から帰宅した夫が「しまったー、うっかりしたー」と言う。夫の「しまったー」はだいたい常にそれほどたいしたことではないから、私はさして驚くでもなく「なにがあったん?」と訊く。

「ここ三日くらいずっとぬくかったじゃん。これまでの服の枚数じゃあちょっと暑いなあと思い始めたけん今日は昨日までよりも一枚減らして行ったらむっちゃ寒くて、一枚減らしたの失敗。明日からまた一枚足して行こうと思う」
「今日はまた急に冷えたもんねえ。でも明日はまたぐっと暖かくなるって天気予報には書いてあったよ」
「え、そうなん? じゃあ一枚足したら多いか」
「どうやらくん、毎日天気予報も週間天気予報も確認しとるんじゃなかったん?」
「しとるけど、まあだいじょうぶかなあ、と思うことってあるじゃん」

 そういう「まあだいじょうぶかなあ」と「うっかりしたー」を何度かつい繰り返す三寒四温は生き物として厳しい時期だと私はやはりそう思う。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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