みそ文

乳白色でも逃げる

 バキバキバキッ、「痛ー!!」、その音と痛みで夜中に目が覚める。夢の中で新種のゴキブリたちから逃げ惑っていた記憶はある。新種のゴキブリたちの何が新しいかというと、普段は乳白色の覆いをまとっていて本来の黒い姿が見えにくいということ。しかし本格的に活動するときには、なにやらくるっとその乳白色の覆いを体のどこかに収納し従来通りの黒々とした姿で素早く走り飛行する。見慣れるとその乳白色の覆いがあってもそこにゴキブリたちがいることがわかるようになる。そうして見慣れると、乳白色の覆いに透ける黒い躯体の存在感が想像の中で誇示されるのかよりいっそうの忌避感が強まる。そこに乳白色のゴキブリたちはどれくらいいただろうか、数匹ではなく何十匹か。退治する道具を持ちあわせておらず、目に見えるところにこれだけたくさんいるということは今は見えない場所にもっと大量の仲間が潜んでいるということだ、こんなところに長居したくない、もうこれは退治するよりもとにかくさっさと逃げよう、と決めたのだ。

 その新種のゴキブリたちと遭遇したのは自宅ではなく旅先だった。逃げる過程で少し大きめの段差を飛んだのだったかあるいは川を飛び越えたのか、とにかく夢の中の私は逃走のために跳躍した。そして文頭の音と痛み。目覚めた布団の中で「はうっ、はうっ」と右膝をさする。夢の中でジャンプした時に布団の中で実際に脚を急激にぐっと伸ばすかなにかして、その急激さに睡眠中の関節としてはついていけなかったということだろうか。

 右膝の内側の痛みがある部位に沿ってロキソニンテープを貼る。しばらくのあいだおとなしくまじめにコンドロイチンの服用にも努めよう。いたいわ。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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