みそ文

野菜狩人

 スーパーの野菜コーナーで青紫蘇の葉を手に取る。しなやかな葉脈と鮮やかな緑色が私を誘う。十枚ずつ葉の根元の茎の部分を輪ゴムでくくられ細かく砕いた氷の台の上に一束ずつ並ぶ。ビニール袋には入っていない。私の隣にいた年配の女性が「私もこれをもらおう」と言いながら売り場の青紫蘇を手に取り私に「これはどうやって食べられますか」と尋ねられる。私は「そうですね。私は小さく刻んで素麺やお豆腐の薬味にすることが多いですかね」と応える。その人は「なるほど。それもおいしそうね。私はサラダでこのまま食べるんだけど、それでもいいのかしら」と言われる。「もちろん。サラダで食べてもおいしいですよね。私も好きです」と言ってから「では失礼します」と会釈する。おばあさんもにっこりと会釈してくださる。野菜狩人としてよき獲物を手にした者同士の満足な笑みと会釈。少し離れたところで夫がカートを持って待つ。そのカートに歩み寄り青紫蘇の葉をカートのかごの中に入れる。
    押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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