みそ文

ちゃんこ鍋を礼儀正しく

 夫は山へ山歩きに、私は職場へお仕事に、それぞれが出かけることが多い土曜日。私が帰宅して山からおりてきた夫に会うと彼はちゃんこ鍋を食べたい身体になっていることが多い。

 そんなときには我が家から車でほど近いちゃんこ料理屋さんに行く。注文するものはだいたいいつも同じ。マグロの山かけ、焼き鳥塩味、しょうゆだしのちゃんこ鍋からはネギとタマネギとニラを抜いてください。鶏肉と鶏レバーはもともと入っているけれど、そこに追加で豚肉と鶏レバーを注文する。今日は春メニューで「白魚の唐揚げ」と「菜の花と白魚の山かけ」があったからこれも頼んだ。今日は食べなかったけれど、酢の物をお願いすることも多い。鍋の最後は雑炊またはうどんあるいはラーメンで今日は雑炊。

 一日山歩きをした人と一日働いた人はお腹がすいているからちゃんこ鍋がすこぶるおいしい。他のものでももちろんおいしいけれど、いろんなものが少しずつ入っているちゃんこ鍋はその各種栄養素がからだの隅々まで染み渡る。

 ちゃんこ鍋はふたりで「一人前」を注文するのがちょうどよい。「二人前」注文すると他のものが食べられなくなるが「一人前」なら最初から最後までおいしく食べつくすことができる。

 ちゃんこ屋さんは個室になっている。天井は隣の部屋とつながっていて壁の上の方は少し隙間が開いている。そのため隣の人達が大きな声で話しているとその内容がときどき聞こえる。今日の隣の人の会話は「礼儀正しすぎる人と礼儀が悪い人とだったらどっちがいい?」というテーマだった。

 「礼儀が悪い」というのは「礼儀がよくなさすぎる」ということであり、「礼儀正しすぎる」の「すぎる」のも、「礼儀よくなさすぎる」の「すぎる」のも、「すぎる」のはだいたいなんでもよろしくないのではないかしらね、すぎない程度で適切で適量なのがなにごともよいよ、と思いながらレバーを食んだ。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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