みそ文

身内にとどめてほしかった

 実家の母がね、わたしの小学校のときの担任の先生に、「みそ文 平成二十年」を持って行ってプレゼントしてきたんだって、と、夫に話したところ、夫はいきなりおなかを押さえて「うう。おなかが痛くなってきた」と言う。

「どうしたん? 今日はうんちが出んかったん?」
「ちがう。出た」
「じゃあ、わたしに隠れて何かこっそりと食べた?」
「ちがう。食べてない」
「ああ、そうか。母の親ばかぶりがおかしくて、おなかを抱えて笑う、笑いすぎておなかが痛い、のお腹が痛いか」
「ちがうって」
「ええ、じゃあ、もう、わからないよ。なんでおなかが痛いん?」
「おれの悪口が書いてあるみそ文をばらまくのは、身内にとどめておいてほしかったなあ、と思って」
「それは、みそ文を、公開の日記で書いているところからして、無理というものじゃないかな」
「それは、まあ、そうなんじゃけど。これまで読んだこともなかった人がまた一人読むようになって、おれのことを誤解するのか、と思うと、胃腸がきゅうっとなるんよ」

 夫の「悪口」を書いたことなど、一度もないと思っているのだけど、夫が「悪口」だと読解するなら、それはそれで仕方がないのかもしれない。けれど、そういう読解の誤りは、日常の生活や囲碁のゲームにおける読解や推察にも支障をきたすかもしれないから、やはりそこはちゃんと理解したほうがよいのではないかな。

 ちなみにわたしは自分にとって肉体的精神的に負荷が過剰にかかるようなことがあると、おなかではなくて頭が痛くなるタイプなのだけど、夫は頭が痛くなることはほとんどめったになくて、だいたいのことは胃腸が受け止めて主張するタイプなのだとか。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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