みそ文

うっかり妖怪の活躍

わたしの中にはいろんな種類の「うっかり妖怪」が生息していて、日々、地味ながらも華やかに、活躍をしている。

今年の初日、元旦、義実家から実家への移動の準備中。髪をとかして、左手首に用意したシュシュ(飾りのついた髪留めのゴム)を引っ張って、髪の毛を結わえましょう、と思い、くっと、シュシュのゴムを強く引っ張ったつもりが、右手首につけていたブレスレットを引っ張ったらしく、ブレスレットの水晶球たちが、ぱらぱらぱらぱらーっと、それはそれは、にぎやかにあでやかに、畳の上に散らばった。こうやって、珠がきらきらとちらばる様の、なんともいえないめでたさ加減は、いかにも新春にふさわしく、ああ、だから、お正月に「玉すだれ」を縁起物として飾る地域があるのかな、と思い至る。帰省から帰宅してしばらくの後、ブレスレット製作者の方に事情を話して修理のお願いをしてみたところ、快く「いつでも送ってきてください」と言ってくださるだけでなく、「うっかり妖怪さん、仕事始め早いですね」と、うっかり妖怪の仕事ぶりの賞賛までしてくださる。ありがたや。

一昨日、昨日、今朝、と、こんこんとしんしんと雪が降り積もり、世の中は白くて、当然、車も雪に覆われている。こんな日は、車に積もった雪を下ろしつつ、フロントガラスの凍結と曇りを取る。その作業は、雪の量や凍結具合にもよるのだけれど、今日くらいの積もり具合で、私の力加減の場合は、十分から十五分かかる。だから今日も、約十五分くらい早く家を出て、雪下ろしがんばるぞ、と、張り切って、駐車場に行く。自分の車のところまで来たところで、あ、昨日、夕方食材買出しに出かけたときに、換気のために開けた後部座席の窓が、開いたままだ、と気づく。おそるおそる、そうっと、窓の外から車内を覗いてみると、左後部座席には、こんもりとした積雪。ああ、うう。車の外に積もった雪だけでなく、車内の後部座席の雪かき作業まで必要だとは。ひらべったい車体とは異なり、座席の雪はかき出しにくい。かき出しきれず解けた雪が座席の上で水のしみになる。そのうち乾くだろうけれど、けっこう濡れている。雪が積もって濡れたのが、運転席でなく後部座席で助かった。運転席が濡れてたら、自分のお尻が濡れないように、タオルや新聞紙を持ってくる手間が必要だったかもしれない。毎回、車を降りるときには、窓を、きちんと閉めるように気をつけているけれど、一年か二年に一回か二回、ときどき閉め忘れることがある。それにしても、あんなにたくさん(十七センチくらい)車の窓が開いていても、車内のものが盗難に遭うこともなく、ただ雪が降り積もるだけで済むなんて、治安のよいところに住んでいてよかったな。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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