みそ文

ヒアルロン酸

年配のお客様が、よくくださる質問に、「ヒアルなんとかやら、グルコサリンやらは、本当に膝に(他にも、腰に脚に肩になどなど)効くのか?」というのがある。ヒアルなんとかはヒアルロン酸。グルコサリンはグルコサミンだ。

加齢により、関節の軟骨がすり減って、その部分に、痛みやきしみを感じる。その軟骨のクッション性を高める成分が、ヒアルロン酸、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、などなどだ。人によって、どの成分がぴったり合うか、それぞれに異なるし、人によっては、成分が数種類混ざっている方がいいという場合もあるし、いろいろだ。既に痛みが強い場合は、キャッツクローやMSMなどのような鎮痛成分配合タイプもおすすめだ。

先日、とあるご年配の男性の方が、妻らしきご年配の女性の方と、お二人でご来店くださった。
「ほら、よう、テレビで、やってるやろう? コウジュンやらいうの、あれ、ヒアルなんちゃらなんやろ?」
「はい。皇潤、ですね。ヒアルロン酸です。でも、皇潤は、通信販売専用なので、こういうところ(薬局薬店)では売ってないんです。」
「あー、知ってる知ってる。それは、知ってる。」
「そうですか。うちですと、健康食品のコーナーに、ヒアルロン酸やグルコサミンや両方混ぜてあるのや、いろいろあります。」
「それはやっぱり薬じゃあないんやろ? 病院の先生が、ヒアルなんちゃらやらは薬じゃないんだから効くわけないって言われてなあ。」
「そうですね。ヒアルロン酸やグルコサミンは、健康食品なので、医薬品ではありません。病院の先生によっても、健康食品に関する考え方は、いろいろ異なるみたいですね。でも、やはり、その人の体によく合えば、ずいぶんとラクになって、続けた方が調子がいいからと続けてる方もたくさんいらっしゃるんですよ。」
「でも薬じゃないんやろ?」
「薬で、と思われれば、コンドロイチンになりますね。コンドロイチンも、やはり、膝などの骨と骨の間の滑らかさを助ける成分なんですよ。」

と、てくてくと、医薬品コーナーへ移動する。
「おお。これはまた、いい値段がするんやなあ。」
「そうですねえ。お薬となると、成分の配合量も多いですし、どこの会社のも、これくらいのお値段になるんですよ。」
「さっきの薬じゃないやつのは、もっと安いのもあったやろう?」
「そうなんです。健康食品だと、内容量にもよりますが、千円以内のものもあれば、数千円のものもあるんです。」
「じゃあ、やっぱり、あっち(食品)のにするか…」

と、ふたたび、てくてくと、健康食品コーナーへ移動。ヒアルロン酸やグルコサミンやサメ軟骨や、それらの混ざったものや、いろいろがあるところで、しばし、お話。そこで、しばらくして、じいちゃんがおもむろに言う。
「で、コウジュンはどれなんや?」

じいちゃん、さっきさっき、ついさっき、あれは通販専用で、ここには置いてないことを、「知ってる知ってる」言うたやん。とは思っても、顔には出さず、「はい。皇潤は、置いてないんですよ。皇潤は、通信販売専用の商品なので、テレビに出てくる電話番号の会社に、電話をかけて注文してくださいね。」と伝える。

じいちゃんは、まるで、今、初めて聞いたかのように、「ほう。そうなんか。ここには、売ってないんやな。」とおっしゃる。

そのとおりです。少し前の、「知ってる知ってる」は、なんだったんでしょう。と思いながら、ニコニコしながら、じいちゃんとばあちゃんを見ていたら、二人でいろいろ相談して、「いろいろあってようわからんけど、とりあえず、グルコサミンもヒアルロン酸も両方入ってるこのぶんを飲んでみるわ。」と、決定事項を知らせてくださる。

「そうですか。ぜひ気長にお試しくださいね。何週間か、何ヶ月かは、じっくり続けてみてくださいね。健康食品にしても、お薬にしても、この手のものは、じっくり気長に飲み続けてこそのものですから。飲んですぐによくなったり、劇的な効果がでるわけではないんですよ。何ヶ月かしたころに、ふと、そういえば、最近少しラクかもしれないなあ、と思われるようになっても、それで治った! と思ってやめるのではなく、少しずつでも、続けられた方がよい調子を保てますから、ぜひそのつもりでいらしてくださいね。」
「ん。そうか。わかった。わかった。」

ほんとかなー。わかったかなー。だいじょうぶかなー。
まあ、もしも、本当はちっともわかってなくて、あるいは、すっかり忘れてしまって、「もう一週間も飲んでるのに、全然効かんじゃないか!」とか「もう痛くなくなったら、飲まんでもええんやろ?」って言ってきてもだいじょうぶ。またちゃんと、おんなじことを、説明して差し上げます。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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