みそ文

体温以外の要素

蚊の襲来に遭う理由には、体温の高さだけではなく、二酸化炭素の排出量や、汗の多さも関係あるらしいことは知ってはいるのだけど、そのどちらの要素も私は完璧にクリアしている。

狭い空間にしばらくいると自分の排出した二酸化炭素で息苦しくなり、換気せずにはいられなくなる。私が夫のそばに寄り添っていると、夫はまもなく「なんか、空気が薄くなった」と言いだす。「どんなにエコ対策商品を導入しても、我が家にみそきちがいる限り、うちの二酸化炭素排出量はかなり多いんやろうなあ。古い冷蔵庫並みかそれ以上に二酸化炭素出してるんちゃうか」と言う。

汗の量は、多い。勤務中も額やこめかみから、たらり、と汗がたれるたびに、お客様がその汗に注目してしまい、私が話す薬の説明を聞かなくなる現象がある。折々にちゃんと拭いてはいるのだけど、自分でも気付かないうちに汗が噴き出ていることがあり、同僚からも「今日、そんなに暑いですか?」と不思議がられたりする。職場での制服は白衣で、その下に着るティーシャツとさらにその下のサラファインインナー(汗取り下着)の内側の背中部分には、常時タオルをあてている。背中の汗を吸い取るためだ。背中全体をタオルで覆い、タオルの余りの部分は、襟足から背中に垂らす。ちょっとだけセーラー服風。垂らした部分は白衣の内側かティーシャツの内側だから、それほど目立ちはしないけれど、ばれる人にはばれる。そしてその背中のタオルは、帰宅した時には、しっとりとして、お風呂上りに体を拭き終えたタオルと同じくらいに濡れているから、抜き取って洗濯する。この背中あてタオルを入れずにいると、背中部分が汗でじとじとになって、白衣の背中までぴたぴたとした感触となり気持ちがよくない。勤務中以外にも、長時間背もたれのある椅子に座るような外出時(長距離ドライブや公共交通機関の座席利用や美容室の椅子などで)も、背中にタオルを入れて過ごす。私の担当美容師さんは、私が背中にタオルを設置する手際のよさに感心して、「どうやらさんは、背中にタオルを入れる選手権があったら、ぜったい優勝しますね。すごく上手です」と言ってくださる。

血液中の抗体状態が蚊にとって都合がよいかどうかについては、これだけ襲来を受けるということは、蚊にとって都合がよい状態だということなのだろう。できることならば、私の皮膚に蚊が着地した時点で、その部位の筋肉をぐっと硬くして、蚊の針が抜けないようにして、ぱちんっと退治したいのだけれども、なかなか蚊の着地に気づかない「ぼんやり具合」も、蚊界のアイドルとしての条件を満たしているということか。

けれど、だからといって、蚊に襲来されにくい体を目指すからといって、蚊に襲来されにくい夫を見習って、ショートピースを分けてもらって喫煙しようとは思わない。深い呼吸も心身共に気に入っているし、汗をかいてさっぱりするのもけっこう好きだ。特定部位の熱気はともかく、体に冷えがないことによる身体細胞全体の安心感も手放しがたい。そういう自分にとっての快適は快適のままで保ちつつ、蚊の襲来を減らす方向で、体づくりの各種研究を重ねてみようと思う。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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