みそ文

「君しかいない!」今宵に

「だけ」「のみ」「しか」という語彙そのものよりも、そのあとに続く言い回しが、肯定的なものであるか、否定的なものであるかによって、人の心身のすこやかさに影響を与えるものが異なってくるのではないだろうか、というあたりまで、現在辿り着いている。

同じことを行ったときに、例えばそれを行った自分を、「これだけしかできなかった(自分ってなんかだめなのかも)」と捉えるか、「これだけできた(やったー。がんばったー)」と捉えるか。同じ「だけ」が入っていても、「できなかった」と捉えるか、「できた」と捉えるかでは、同じ出来事の見え方が違ってくるような気さえする。

何かを上手にたくさん行う過程において、「できなかった→くやしい→がんばる→できるようになる」という流れと、「できた→うれしい→もっとできるようになりたい→がんばる→できるようになる→うれしい」の流れがあるとする。両方ともありえる流れであるし、必要な流れであるけれど、「うれしい」のほうは、より循環性が高いような気がする。「できた」「うれしい」の循環エネルギーを意図的に狙って、場合によっては、自分が行うことはすべて、とりあえず、「できた」「うれしい」の型にはめてみるのもひとつの手かもしれない。

拍手コメントをくださった方が例として書いてくださっていて、なるほどなあ、と思ったのが、「君しかいない!」についての取り扱い方。恋愛や婚姻を含むパートナーシップ形成場面等において、「君しかいない!」という台詞が出てきた場合、実際には、相互の関係性や文脈で、その背景や根拠を把握できるだろうけれど、「君しかいない」真の理由が、「どこをどないして探しても他に選択肢も候補もないねん。選ぼうにも選ばれへんねん。選択肢が、君、だけしかいてないねん。ほんまに仕方ないねん。かなんわ」というものなのか、「君が誰よりも魅力的で適任だから」というものなのか、かんぐっても仕方ないときにはもう、「そっかー。わたしが一番いいのねー。おっけー」という自動思考が働く脳みそにしておくほうが、機嫌よく生きやすかろう、というもの。どちらにしても、そのメンバーでパートナーシップを形成してなんらかの任務を遂行するのであれば、勘繰り合って不信感満載でやっていくよりも、機嫌よく「よーし、パートナーも任務も、がんばろー」と思いながらやっていくほうが、より円滑に運ぶというものであろう。

今宵は、「できた」「うれしい」「君しかいない!」を就寝前の睡眠学習として実践してみようかと思う。「できた」「うれしい」は、自分がやりたいヨガのポーズをして、体液や気が、ぐぐぐぐーん、と流れるとすぐにその循環が形成されるだろうけれど、二人家族において、「君しかいない!」を用いる場面は、いったい何があるだろう。私が鼻を寄せて夫の耳のにおい(好き)をくんくんと嗅ぐ→夫嫌がって逃げようとする→「耳のにおいをかがせてもらえるのはどうやらくんしかいないんだから! 好きなだけかがせてよ」と説得する→「俺は別にかいでほしくないー。できればかがないでほしいー。みそきちの鼻息が耳の穴に入ってきて気持ち悪くて怖いー」と訴える、という流れも、「君しかいない!」に含まれるだろうか。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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