みそ文

表現に包含される心情

少し深く掘り下げて考えてみたいことの覚え書き。なんとなく似ているけれど、ほんとうはたぶんちがうもの。

謙遜の文化習慣の中に身をおくことと、自分(や誰か)を過小評価する思考や言葉のくせ。
意欲や向上心を携えることと、自分(や誰か)がすることやしたことに「だけ」「のみ」「しか」を添付して、行ったことよりも行わなかったことを強調すること。ほんとうはもっとあれもこれもしたいのに(してほしいのに)できていない、あるいは、ほんとうはもっと多くのことができるはずなのにしないでいるできないでいる、という心情は、うっかりすると、容易に、自分や他人に対する「責め心」に変容するのではないだろうか。「なんでできないんだ」「なんでしないんだ」というような。「しないことやできないことは劣っていることだ」というような。そして、その「責め心」は、そのベクトルが自分に向かっているものであれ、他人に向かっているものであれ、人の心身のすこやかさを蝕む力や回復を阻む力を持つことがあるのではないだろうか。

個人の行動や体験の事実の列挙や記述において、「だけ」「のみ」「しか」の添付が必要な場面があるとしたら、どういう場面なのだろう。商業におけるサービス期間等の条件提示場面では、「何月何日から何月何日の何日間のみのご提供です」という言い回しが必要なことはあるだろうし、個人の事情においても、「いつからいつまでしかいられないから、その間に会いたいなあ」「あとこれだけなら食べられる」というような「可能な条件」を説明するときには便利な言い回しだ。

条件提示以外の場面で、個人の行動について、「のみ」「だけ」「しか」を添付した表現に包含される心情は、「自分は(誰かは)ほんとうはもっとたくさんのことが上手に円滑にできるけれど、今日のところはとりあえず、これくらいでゆるしといたるわ」というものであるということにして、しばらくいろんなものを見聞きして様子を観察することにする。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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