みそ文

本日の衝撃(職場編)

本日の衝撃。

はりきって出勤し、白衣に着替えて売り場に出る前、バックヤードで店長に挨拶。その場で朝礼(その日の仕事の連絡事項などの確認)をしてもらおうとしたら、店長が少し驚いたみたいに、「今日のワースケ(その日の従業員全員のワークスケジュールの時間割表)に、先生いないんですけど。先生、お休みのはずなんですが。僕が勘違いしてるのかな。もしかして、ワースケ作成のし間違い? 月度勤務表で確認しますね」と言うではないか。

ワースケ作成のし間違いは、過去にも何度かあったことで、その都度、店長と社員に、「私、今日、ワースケでは仲間はずれみたいですけど、売り場では仲良く仕事するフリをちゃんとしてくださいね。私真面目に仕事しますけど、止めたりしないでくださいね」と声をかけて仕事をしてきた。だから、今日も、そうするつもりで、店長と、今一度、月度勤務表(毎月21日から翌月20日までの全員の出勤と休日を表にしてあるもの)を確認する。その結果、店長の勘違いでもなく、ワースケの作成し間違いでもなく、本日の私は、間違いなく明らかに休日であることが判明した。

「うわっ。私、今日、休みじゃないですか。てっきり休みは明日だと思っていました」
「やっぱり、今日、どうやら先生、休みですねえ。でも、せっかく出勤してくださってるし、他の日どこかと休日変更できるかなあ、うーん(勤務表をにらみつつ)」
「いいんです、店長。私、このまま、こっそりと帰ります。最近、イチョウ葉エキスを飲むのを忘れてたのが、いけないのかもしれません」
「うーん(相変わらず勤務表をにらみながら)、やっぱり、そうしてもらっていいいですか。明日から広告で、特に明日はポイントも多い日で、売り場に先生いてほしいですし。その後もずっと、棚替えの予定が混んでて、変更難しそうです。せっかく出てきてくださったのに、すみません」
「いえいえ。店長は、何にも悪くないですよ。私が勝手に間違って来ただけですから。いやあ、勝手に出勤してきてなんですが、本当にびっくりしました。それでは、これにて、失礼いたします。さようなら、さようなら」

そのまま、私は、膝と腰を少しかがめて、上体を低くして、静かにこっそり白衣を脱ぎ、ロッカールームから従業員用通用門に向かった。が、その途中で、肋骨骨折の同僚と遭遇する。

「あれ? どうやら先生、おはようございます、じゃけど、先生、今日、休みと思っとったのに、出勤? 急ぎの仕事で休日出勤とか? それとも何かで休日変更とか?」
「うわーん。違うんです。ただ単に私が今日は休日なのに、出勤日と勘違いして、仕事にきただけなんです」
「ええっ? うわっ? そんなことって、あるんですか?」
「私だって、びっくりしてるんですってば。この仕事して長いけど、休日間違えたの初めてですもん」
「ありゃあ。でも、せっかく出てきちゃったんなら、別の出勤日と振り替えて、仕事して帰っちゃったらええのに」
「店長も、そう言うて、月勤表見てくれちゃったんじゃけど、明日からチラシじゃし、ちょっと無理っぽいんですよ。まあ、だから、もともと、今日を休日にしてあるってことなんですけどね」
「そうかあ。そうよねえ。そりゃあ、明日からは、おってほしいわ」
「というわけで、こっそり帰りますんで、さようなら、さようなら」
「うんうん、先生、こっそり帰って大丈夫。売り場の皆には、私から、面白おかしく話しとくけん」
「うわーん。こっそり帰るって言ってるのにー」
「じゃ、気をつけて帰ってくださいね。お疲れさまでした」
「疲れてない! 仕事してないけん、疲れてないもんっ。では、お先に失礼します」

そして、さらに身をかがめて、小走りに、忍者のように、駐車場へと移動してたら、お昼休憩で自宅に戻っていた同僚が、駐車場から歩いてきて、にこにこと、私に向かって手を振る。でも、すぐに、不思議そうな表情になり、少し小首をかしげて、さらに近づいて、私に声をかけてくる。

「おはようございます。お疲れ様です。どうやら先生、今日、お休みじゃなかったんですか?」
「そうなんです。休みなんです。休みでした。間違って出勤したから、これから、こっそり帰るところです」
「ええーっ!」
「はい。私もびっくりです。店長もびっくりしてました。そういうわけで、さようなら、さようなら」
「本当に気をつけて帰ってくださいねー。お疲れさまでしたー」
「うえーん。疲れてないですよう。仕事してないんですからー」

さてと、今日は、そういうわけで、私としては明日の休日に予定して、夫にもそう宣言していた、確定申告の医療費控除の書類書き込みと、封筒の糊付けと発送作業を、片付けてしまうよっ。おーっ!     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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