みそ文

大丈夫だいじょうぶ

お盆に幼馴染のめいちゃんと会ったときの話。めいちゃんちは近いけど、車に乗って会いに行く。それから二人で私の車に乗って、モスバーガーへ夕ご飯を食べに行く計画。車に乗り込もうとするめいちゃんに、めいちゃんちの家の二階の窓から、めいちゃんの姪っ子たち二人が顔をのぞかせる。

「めいちゃーん。どこいくんー?」
「みそちゃんと一緒にモスバーガー。行って来るねー。」
「えー。いっしょにいくー。」「いっしょにいきたいー。」
「今日はだめー。また今度ねー。」
「えー。ずるいー。」「えー。ずるいー。」

車を発進させてから、車中で話す。
「姪っ子さんたち、不本意そうだったねー。連れて行ってくれないんなら、モスバーガーなんて言うなー、な気分だろうなあ。」
「あー、いいのいいの。あの子達さっきまで、焼肉ー焼肉ー、って、歌って踊ってたんだから。それで今、母と妹は、肉買いに行ってるの。」
「焼肉食べるなら、モスバーガー行ってる場合じゃないよねえ。」
「うん。場合じゃない。」
「あ。そうか。お盆で妹さんたち家族が来てるから、宴なんだ?」
「父の誕生日が十八日でね、その前祝いという名目で、焼肉とケーキなんだって。」
「え? お父さんの誕生日のお祝いなのに、めいちゃん一緒に食べなくていいの?私とモスバーガーでいいの?」
「うん。いいのいいの。この年で、焼肉とケーキは、ちょっときつい。」

無事に、予定通り、モスバーガー到着。それぞれに食べたい物を注文する。ふと、めいちゃんが、一枚の葉書のような物を取り出す。「スタンプがいっぱいになったから、無料で一個もらえるんだー。姪っ子たちに持って帰ってやろうと思って。」そうか。そうか。お土産か。きっと喜ぶね。

お店の中で、お喋りしながら、美味しく夕食をいただいて、続きのお喋りは、めいちゃんの部屋でしましょ、ということで、再びめいちゃん宅へ。駐車場に到着すると、めいちゃんの妹のなおちゃんが歩いてて、めいちゃんがお土産のモスバーガーを手渡す。

「これ、あの子達に、お土産。一個しかないんだけど、大丈夫かなあ。二人でケンカしないかなあ。」と、心配するめいちゃんに、なおちゃんはとっても元気に応える。「ありがとー。だいじょうぶよ。だいじょうぶ。あの子達に見つかるより先に私が食べるけん、だいじょうぶ。安心して。」

大丈夫、には、いろんな、だいじょうぶ、が、あるんだなあ。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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