みそ文

ヤンキーあがり

以前一緒に仕事をしていたアルバイトの女の子と、当時、休憩室で一緒になったときの会話。

女子「どうやら先生(薬剤師はときどき先生と呼ばれることがある)。私、よく、老けて見られるのが悩みなんです。」
私「実際の年齢はいくつで、それがいくつくらいに見られるんですか?」
女子「いくつに見えますか?」
私「そうですねえ。十代半ばから二十代いっぱいまで、というところでしょうか。」
女子「どうやら先生。それは幅ありすぎです。あたりですけど。十八です。でも、だいたい二十代半ばから後半に見られるんです。」
私「ほほう。そうなんですか。」
女子「それにね。私、ヤンキーあがりに見られることも多いんです。私、ヤンキーあがりに見えますか?」

ここで、それまで無言でパンを食べながら携帯電話を触っていた、高校生アルバイト男子が「あ。見える。」と口を挟む。

女子「ほらあ。やっぱり、見えるんですよ。私それが嫌なんです。」
私「それは、ヤンキーあがり、じゃなくて、それよりも若い、現役ヤンキーに見られたい、ってことですか?」
女子「ちがいます。現役でもなく、あがりでもなく、ヤンキーとは無関係な見た目になりたいんです。」
私「そうか。どこがどうヤンキー風なのか、私にはよくわからないけど、実年齢よりもときどき年上に見えるという点に関しては、女子さんの場合は、たぶんすっごく年とっても、今の見た目でおばあさんになるタイプなんじゃないかな。女の子のときも、娘さんのときも、おばさんのときも、おばあさんのときも、同じ顔の人って、ときどきいるんですよ。そういうタイプの顔の人は、年をとってから妙に若く見えるもんなんです。」
女子「そうなんですか。そうでしょうか。それまで待つしかないんでしょうか。」
私「気長に長生きしてみてください。きっとすっごく若々しいおばあちゃんになると思いますよ。あと、ヤンキー風の見た目に関しては、私はビジュアルには疎いから、何か対策をと思うなら、ここのお店のビューティー担当の人に相談した方がいいと思いますよ。」
女子「いや、そこまでじゃ、ないと、思うんで。」

なんだかよくわからないけれど、乙女心は、いろいろ、思うもの、なのねえ。がんばれ。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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