みそ文

小谷温泉と来馬温泉の湯治

秋のとある日。二泊三日で、長野県の小谷(おたり)温泉と来馬(くるま)温泉へ。

小谷のお湯は、ぬるっとしていて、入れば入るほど、シャキーン、と元気になる。細胞のひとつひとつが安心してうれしがる。夫と私の中では現在、日本一の湯、と認定されている。まったく湯あたりしなくて、まだまだ入りたい、もっともっと入りたいお湯。

来馬のお湯は、きゅきゅっとしていて、ぽかぽかと温まり、神経や筋肉が喜ぶ。湯上りも温かさが長く続く。 こちらのお湯は、小谷に比べると、ややパンチが強くて、入りすぎると、あたる。

一泊目の夜は、寒波のおかげで大変寒く、念のためにのつもりで持参した長袖を重ね着して過ごすほど。宿周辺はずっと大雨の湯治日和。湯に入っては横になり、また湯に入っては横になる。湯治とは何かを治すために湯に入ることではなくて、湯に入ることで何かが自然に治ることを言うのか、と思い至る。翌朝起きて窓の外を見ると、遠くの山の上が白い。雪だ。寒かったはずだ。

二日目は、小谷村の「きのこ祭り」で「きのこ汁」をご馳走になり、切干大根のおやき、からみそ茄子のおやき、あんこのおやきを買って食べる。

少しだけ場所を移動して、別の施設で、りんごの試食をして、野沢菜のおやきを買って食べて、お茶を飲んで、わさび染めの巾着を購入。

その日の活動はそれだけで、昼前に宿に到着。来馬温泉の宿では、日帰りで蕎麦を食べたり、入浴したりもできる。地元のお年寄りが入れ替わり立ち代り日帰り入浴に訪れる。私達もお昼ご飯に蕎麦を注文していただく。「実は今夜宿泊予約している者なんですけれど、昼間から温泉に入らせてもらうことはできますか?」と尋ねたところ、私達が蕎麦を食べている間に部屋を用意して、もう部屋を使ってくつろいでください、と招いてくださる。ありがたい。荷物をほどいて、早速お布団を敷いて、夫はお昼寝、私はお風呂。くう、たまらん。湯上りはお布団で読書。冷えてきたらまたお風呂。その繰り返し。正しい湯治。

じわじわと、じわじわと、じわじわと、たのしかった。
    押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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