みそ文

濁点の位置

高校生の時。学校帰りにどこかで、友人と話していた。そのときは、もっぱら私が話していて、友人は適度にあいづちは打ちながらも、聞き役に徹してくれる。起承転結でいうと、話が「転」の途中に来た頃だろうか。ふと、私は何かの光景に目を奪われる。話をするのをすっかり忘れて、その何かを見つめる。その光景が通り過ぎても、余韻に浸って、話の再開を忘れて黙っていた。聞き上手な友人は、私に話を続けるように、さりげなく促してくれる。「つづきは?」

『はて。なんだ? なんのこと?』という表情をする私に、友人は、もう一度同じことを言ってくれる。「つづきは?」しかし、やはり、なんのことやら思い出せなくなっている私に、友人は再度「だから、つづきは?」と問うてくれる。

その間私は、私なりに一応いろいろ考えてみて、今この状況でできることは、これしかないだろう、と思い至り、『ううむ。そんなに言うなら仕方がない』と、思い切って、友人の胴体に、自分の頭頂部をぶつけてみる。ごいん、というかんじで。すると友人は、「なななな、なにすんの?」驚く。私は、「え? なんで? おどろくの?」訊ねる。「なんで急に頭で攻撃するん?」と問う友に、私はかなり堂々と、「何回も、頭突き頭突き、って言うから、頭で突いてほしいのかと思って」と答える。友人は、「づつき、じゃないよ。つづきは? って言ったんよ。話の続きは? って」

ひゃあ。

発見その一
つづき、と 、づつき、は、よく似ているけど、「つ、てんてん」の位置が違う。

発見その二
「頭痛(ずつう)」の「頭」の字は、ひらがなで書くと「ず」だけれど、本当はやっぱり「づ」だとおもう。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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