みそ文

スリッパ

ずいぶん前のこと。温泉旅館に泊まって、宿のお風呂でゆっくりゆったり。私は先に部屋に戻ってくつろぐ。あとから夫が、ぱたぱたと、帰って来て、「にーちゃん、ごめん!」と、私に向かって懺悔する。

男風呂には、最初はたくさんの人がいて、じいさんも、おっさんも、がきんちょも、たくさんたくさんいたのだが、次第に皆あがってゆき、最後は夫と若い男性二人に。先に上がった夫が着替えて、スリッパをはこうとして、入り口で、「う、これは。スリッパが二人分しかない(これは正しい)。一人分は、子ども用だ」

夫は、「にーちゃん、ごめん!」と、心の中で手を合わせて、最後の大人用スリッパを履いて帰ってきたのだそうだ。

にーちゃんはどうしたのだろう。裸足で子ども用スリッパ持って、フロントに行って、交換してもらったのだろうか。にーちゃんの無事な快適な温泉旅館滞在を祈る。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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