みそ文

末の子に

広島の実家の近所に住む幼馴染のめいちゃんは、私と同じく「上の子」で、下には弟と妹がいる。

めいちゃんの妹「なおちゃん」は、めいちゃんち(なおちゃんにとっては実家)から、車で二十分くらいのところに住んでいて、小学生の女の子二人を育て中。なおちゃんは、ちょくちょくと実家に来ては「お母さん。これ、もらっていくねー」と、あれこれ持って帰るらしく、末っ子の要領よさを遺憾なく発揮しているとか。けれど、そのせいなのか、どういうわけか、めいちゃんのお母さんは、なおちゃん一家のことを、「たいへんな貧乏で苦労している」と思い込んでおられるらしく、何かにつけて、めいちゃんに、「なおは大丈夫だろうか」と心配して訴えられるそうなのだ。

めいちゃんはそのたびに「大丈夫に決まってるじゃん。夫婦二人で働いてるんだし」と言う。

しかし、めいちゃんのお母さんは「でも、この前、電話した時、のの と ここ(めいちゃんの姪っ子たち。お母さんにとっては孫)が出てきたけん、ののちゃんもここちゃんも何しようたん?(何してたの?)って聞いたら、えーとね、なつやすみのしゅくだいしてね、それからね、おなかがすいたー、ゆうて言うたんよ。あの子らひもじい思いしょうるんじゃないじゃろうか。なおは二人にちゃんと食べさせてやりようるんじゃろうかあ、思うたけん、なおにもそう言うて聞いてみたら、ちょっと、もー、失礼なこと言わんといてや。たまたまお昼ご飯前なだけで、これからお昼食べるんじゃけん、ゆうて言いようたけど、ちゃんとお腹いっぱい食べさせてやりようるんじゃろうか」と、無限に心配になるらしい。

末っ子に対する親心って、子がいくら大人になっても、そんなもんなんだろうかねえ、と、「上の子」は不思議がったり、面白がったり。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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