みそ文

秋から冬の暖かさ

 昨日からこたつを使い始めた。ガスファンヒータはすでに先週から使っている。ほんの少し前までまだまだ暑いような気がしていたのが少し秋らしくなってきたかなと思ったときにはもうだいぶん冷えていて、こんなに寒いのはだめだめと思って衣類を厚手にし、暖房の支度をした。

 毎年、この時期に限らず、気候がぐっと変化するとき、例年はどんな服装をしていただろうかと考えてもなかなか思い出せない。だけど涼しくて気持ちいいからまあいいかと夏の名残の服装でいるといつの間にか体が冷えて体のどこかが痛くなる。痛くなって、これはもしかして冷えているのかしら、と思ったときにはもう寒く、衣類や寝具を保温性の高いものにしても全然寒くないどころかちょどよい気候になっていて、ああ、また寒さ対策に出遅れた、と思う。
 
 それでも冬から夏になる三寒四温の時期には、だんだんと暖かく暑くなっていくから体が冷えて痛くなることはあんまりない。三寒四温の逆バージョンの、この時期の呼び名としてなにかそういうちょうどよい四文字熟語があるのかどうかわからないが、三温四寒とでもいう時期は体調を崩しやすい。冷えて体が痛くなるだけでなく、油断をすれば風邪をひく。

 それでも、我が家にはガスファンヒータがあるから、むむ、寒いかも、と思えば、軽々と出してきてガスホースをつなぎ、コンセントにプラグを差し込み、スイッチを入れればすぐに暖かくなる。ガスファンヒータの暖かさで体と気持ちがほっとすると、そうだもう衣類や寝具を暖かくしよう、あれをこうして、ここをこうして、よしよしそうだそうしよう、と考える力が湧いてくる。灯油を買いに行く必要もなく、給油をする手間もなく、エアコンよりもどっしりしっとりとした暖かい空気に包まれる至福。この暖かさに包まれるなら寒い季節に身を置くことが毎年たのしみになる。     押し葉

 | HOME | 

文字サイズの変更

プロフィール

どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

ときどき、思い出したように、いただいたメッセージへのお礼やお返事をリンク先の「みそ語り」に書いています。よろしければ、いつでも、どうぞ、どなたでも、ご覧ください。「みそ語り」では、メッセージをくださった方のお名前は書いておりませんので、内容から、これは自分宛かしら、と推理推察しながら読んでいただければうれしいです。手の形の拍手ボタンからメッセージをくださる場合は五百文字以内、文字の方の押し葉ボタンからメッセージをくださる場合は千文字以内となっております。文字数制限なくお便りくださる場合には、下のメールフォームをご利用ください。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (31)
暮らし (156)
仕事 (162)
家族 (301)
想 (23)
友 (47)
学習 (79)
旅 (16)
心身 (8)

FC2カウンター

検索フォーム

Template by たけやん