みそ文

シャワートイレの交換

 シャワートイレを新しいものに交換した。これまで使っていたシャワートイレを購入したのは7年くらい前だろうか。少なくとも5年は経過している。一年くらい前に便座の電源ランプが点滅し始めた。取り扱い説明書を熟読しても点滅の理由と対処方法がわからずお客様相談室に電話する。その点滅は「ある程度経年しました。点検およびメンテナンスをおすすめする時期です」というお知らせだと教えてもらえる。その点検とメンテナンスに来てもらうとランプの点滅は消せるが自分で消す方法はないとのこと。何か不具合が出てきたときに修理と併せて点検メンテナンスしてもらう方法もありそれまでは放置しておいてもシャワートイレの作動に問題はないとも教えてもらう。その時にはこれといった不具合はなく、それならこのままにしておこうということにした。ただしランプの点滅が目にチカチカとしてつらいのでランプ部分をランプの色に似たシールで覆い点滅が気にならないようにして過ごしていた。

 数ヶ月くらい前に床に水滴が落ちていることに気づく。トイレブラシのスタンドに穴でもあいたのだろうかと見てみるがそうでもなく、とりあえず水滴があったあたりに雑巾を置いて様子を見る。するとシャワートイレで洗浄機能を使用している時に座った時に左側にあたる部分からぽたりぽたりと水滴が落ちていることがわかる。そうか、こういうかんじでシャワートイレの不具合というのは生じるものなのか、と初めて知る。当面は雑巾で水滴を受けておけばその雑巾にしているタオルも自然乾燥しまた次の水滴を吸ってくれて使用に差し支えがなかった。しかしそれからしばらくすると今度は便器の床の付け根の部分にぐるりと浅い水たまりができていて、左側に置いたタオルだけでは対処できなくなった。そのタオルで吸い取りきれないくらいの水滴が落ちているかというかタオルを置いた部分に関してはそうでもなく、どうも左側以外のどこかから便器の足元全体に水が伝い漏れしている様子。便器の足元にに雑巾タオルをぐるりと置いて吸い込ませ毎日トイレの床を拭き掃除して新しい雑巾に交換するという作業が必要になった。

 トイレの床を毎日拭き掃除するのはそれはそれでよいことなのかもしれないが、シャワートイレの水漏れの水で拭く必要はなかろう、と思う。ふたたびお客様相談室に電話して水漏れがすることを伝えその対処方法を教えてくださいとお願いする。相談室の方は確認を取ったあと、温水貯水タンクの劣化による水漏れでこれは温水タンクを交換する以外の個人での対処方法はなのです、と案内してくださる。それでは修理とそして点検とメンテナンスをお願いしようと思います、料金がいかほどかかるか教えていただけますか、と問う。料金の詳細に関しては相談室での案内はできず、修理担当者から電話で案内することになるとのこと。

 翌日修理担当の方から電話がかかってくる。水漏れの状況について詳細に訊ねそれに必要な修理についての説明をしてくださる。そして料金に関しては温水貯水タンク交換はいくらいくらかかります、部品代がいくらで技術料がいくらで出張費がいくらでそれに消費税がかかります、しかしこのお値段ですとお客様がもともとお買い求めくださったお値段に近くなるのではないかと予想いたします、お客様の製品番号は量販店で手頃な価格で購入していただけるものですが修理のときの部品代がややかかるタイプのものなのです、修理して使っていただくこともできますがお客様によってはそれなら買い換えますとおっしゃる方もいらっしゃいます、と案内くださる。そうですね、そのお値段ですと買い換えも検討対象になりますね、修理していただくか買い換えることにするか一度家族と相談してみたく思いますので後日あらためてこちらからまたお電話さしあげてもよろしいでしょうか、と伝える。

 これまで使っていたシャワートイレはweb通販で購入したがどこでいくらで購入したかの記憶や記録はなく、今回は今回でまた改めてweb通販だとどのくらいかかるのかしらねと調べてみる。するとこれまでと同等の機能がついた製品の新品の値段が二万七千円ほどであり、修理に来てもらうのと数千円しかかわらない。それならもう買い換えだね、と帰宅した夫と話しその場で新しいシャワートイレを注文する。翌日修理担当の方に電話して、買い換えることにいたしましたので修理はキャンセルさせてください、と連絡する。

 翌日には新しいシャワートイレが届く。夫は仕事でいないがその日たまたま休日だった私は今日のうちに交換しちゃいましょう、と開梱する。マンションにもともと付属していた便座はシャワートイレではなく、それを外してこれまでのシャワートイレを設置した(夫がしてくれた)時に分岐水栓は既に付けてあり分岐水栓と便座をつなぐホースもこれまでのものがそのまま使えそうで新しく来たホースよりもよさそうなかんじだったのでその部分はそのまま使うことにする。設置説明書に従い水栓を閉じる。タンクの水抜きを行う。古い便座とホースをつなぐ部品をマイナスドライバーで押して開けホースを便座から外す。便座を便器から外す。便器を隅々まで拭き掃除する。新しく届いた便座をのせる。便座を固定する軸を六角の留め具で留める。何度か座ってみては便座の位置を調整する。便座とホースをつなぐ。つなぐためのプラスチック製の部品は外す時にはマイナスドライバーが必要だがつけるときは手でパチンと閉じるだけでかたく固定される。水栓を開け元の位置まで戻し電源を入れる。お湯があたたまるまでには時間がかかるが水の状態で作動を確認する。もしかするとこれまでのリモコンが使えるんじゃないかなと思い使ってみると使えた。しかしせっかくなので新しく届いたリモコンに電池を入れる。これまでのリモコンとその設置台を壁から外す。この作業にはプラスドライバーが必要だ。新しいリモコンの設置台を壁に固定しリモコンを差し込む。これまでのリモコンは水の勢いを調整するのはダイヤルで行っていたが新しいリモコンはプラス側のボタンを押すと勢いが強くなりマイナス側のボタンを押すと勢いが弱くなるという作り。

 取り外したシャワートイレはゴミ袋に入れて燃やせないゴミとして収集してもらう。しばらくすると温水がちょうどよくあたたまり温水洗浄もうまく作動することを確認する。新しいシャワートイレは当たり前だが水漏れしない。これはたいへんに快適。床に雑巾を置いて水滴を吸い取る必要もなく濡れた雑巾で床を拭き取る必要もない。そして新しいシャワートイレはおそらく7年以上の時間分進化していて便座の清掃が速やかに滑らかに行えるような形状になっておりその掃除のしやすさに感嘆する。また消費電力抑制にも力を入れているらしく電源ランプの大きさがこれまでのものよりも随分と小さくてまぶしさが少ない。

 帰宅した夫に新しいシャワートイレは快適だよ、と伝える。夫は「そう言われればだけどあまりにも前のとそっくりで言われないと新しくなったとわからない」と言う。いやいや、これはわかろうよ、リモコンがまずこれまでとは作りがちがうでしょ、あと便座のここ、この表側と裏側の継ぎ目がなくなってひと拭きできれいに掃除ができようになってるんだよ、これまではこの継ぎ目の汚れを掃除するのが地味に手間だったのがその手間がなくなるという素晴らしさ、あとねリモコンは古い方でも新しいほうでも使えるんだよ。夫は「しかしシャワートイレのリモコンは一人一台ずつ必要なものでもないからなあ、一個あれば十分やなあ」と言う。それはシャワートイレにかぎらずリモコンというものはたいていの場合なにかの家電製品一個につき一個でよいものなのではないかしら、これまでに『ああ、このリモコンがもう一個あったらいいのに、一人一個ずつリモコンがあればいいのに』と思ったことはないような気がするよ。

 そういうわけで新しいシャワートイレはたいそう快適で、製品としてはこれまでのものの後継機種にあたるため使い勝手の直感は従来のままでよく、トイレを使う度にしみじみと深く満足する。そしてシャワートイレの便座というものはこうして五年前後から十年未満くらいで買い換えるとこんなふうに快適なものなのねと学習したことをいかして、今度また点検を促すランプ(今度のシャワートイレは電源ランプとは別に点検ランプが存在する)が点滅したときにはそろそろ買い替えを検討する時期なのだと判断することにしましょう。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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