みそ文

快適の要件

 最近よく思うのは、これまで生きてきていまが一番快適だなあということ。ここまでくるのにずいぶん長くかかったがここまでこれて本当によかった。頭痛や皮膚のかゆみがほぼない状態で暮らせる日々が続くなんてむかしは思いつきもしなかったことで常時どこかが痛いか痒いかなのが標準の状態だったけど、もしも私がかつての自分のところに出向いて「あなたが今食べてるそれやめると頭痛がほぼなくなるよ」と伝えたとしても当時の私はその食べ物が好きすぎて素直にやめることはできないのだろうと思う。小さい頃の私に直接言ってもだめならその当時食事の内容の決定権を持っていた親に「この子にはこの食材を外してやったほうがいい」と話したとしてもなかなかじゃあそうしてみましょうとはならないだろうとも思う。そんなことしたら食べられるものがなくなるじゃないかと聞いた方は思うだろう。

 食べ物に限らず日々使うタオルにしても衣類にしても親元で暮らし家族全員の洗濯を担当していた頃には思いつかなかった工夫ができるようになったのは結婚して時代が進んでいろんな選択肢に出会えるようになってからのことで今自分が自分に与えているこれらの工夫を親が子に対して施してやるのはなかなか難しいのだろうなと思う。もちろん親は親なりにできることはしてくれる。いろんな病院に連れて行き薬を与えその他有用と思えるアドバイスを得て「なかなかよくならないねえ」「ちょっとはよくなってきたかな」などと言うことはできても根本的な生活環境の調整というのは親自身の生活習慣にも手を入れることになることで我が子のこととはいえ我が事ではないことに関してはあんまり着手しない、するひとはするけれど生活が激変しない範囲でということになりやすい、中には必要ならばと家ごと建て替えたり引っ越ししたりよいと思えるものを積極的に導入し激しく工夫と実践をする親御さんももちろんおられるがそれは多数派というわけではないだろう。この子はそういう弱い個体だと認定するなり弱いながらもそこそこ一応生きてはいるからまあよしとするなりいろんな要素を鑑みて各自各家庭で折り合いをつける。それは意地悪や虐待ではなくてそれ以外のやり方を知らず思いつかないだけで、できる範囲のことはやっており、それまで知らなかった手法を知って一時的に採用したとしたとしても少しよくなったようななんとなく治ったような気がすればそのやり方は終了して元の自分たちの生活習慣に戻す、そのほうが馴染んでいてやりやすいし金銭に限らずいろんなコストが少なくて済むから、暮らしが円滑にまわるから。

 親が馴染んでいる生活習慣以外の習慣の在り方を子に与えるのは親自身の生活習慣の変更も伴うが、自分が自分の生活習慣の在り方を見直し変更するのはわりと自由に差配ができることであるにもかかわらずそれをするにはやはり多少の気概や覚悟のようなものが必要になる。それまでそれが通常であったあたりまえの馴染んでいることを変更するにはとまどいや抵抗が伴うものだから。本人としてはおもしろそうだなやってみようと思うことであるとしても同居の家族がいればその家族の暮らしにまで多少の変化が生じることもある。それでも、おとなになり自分で稼ぎある程度以上の自由な経済力を持ち自分の体を観察し感じ考えなにをどうしたら快適になるのかを工夫し実働しその結果を見てまたさらにそのやり方や在り方を工夫し改善を重ねるのはそういう手間ひまをかけることその手間ひまにかかる思考力や胆力を養う訓練の蓄積があることなどいろんな要件が必要になることなのだろうなと思う。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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