みそ文

オイルサーディンと塩レモン

 本日の夕ごはんは夫作の「味噌汁(具は豆腐と松山あげ)」と「温泉卵入り納豆」と「ちぎったレタス」と「小女子の釘煮(市販の完成品)」と「オイルサーディンと塩レモン」。

 オイルサーディンの缶を開けて小さめの器にオイルサーディンを取る。そこに冷蔵庫から取り出したネスカフェゴールドブレンドの空き瓶の中にある塩レモンを入れる。オイルサーディンと塩レモンの両方をかじって口の中で咀嚼する。右側の後頭部でじゅわっと旨味を感じる。夫が「これは塩レモンを細かく切ってのせて食べたほうが食べやすいかも」と言う。

「うん。どうやらくんが塩レモン切って用意してくれるんかと思ってたけど、瓶から出してそのまま器に入れてくれたけん、各自で己の歯でかじれ、いうことなんかなと思った」
「うん、今日はそうしたけど」
「これはこれですごくおいしいけど今度はぜひ塩レモン小さく切って切って。あのね、このオイルサーディンと塩レモンを一緒に食べるとね、頭のこのへん、右側の後ろの辺りですごく深いかんじで『ああ、おいしい』って感じる気がするよ」
「うんうん、これはうまいなあ」

 オイルサーディンと塩レモンを咀嚼した後半にさらにレタスを口に入れると口の中がさっぱりとしてなおおいしい。夫は「オイルサーディンと塩レモンをあらかじめ混ぜたものをドレッシングっぽく生野菜のサラダにかけて食べてもおいしいんじゃないかなあ」と言う。

 初期に作成したなんちゃって塩レモンに比べるとネスカフェゴールドブレンドの瓶でじっくりと作った塩レモンはやはりレモンの香りが電子レンジの加熱によって飛散していないからなのか口の中でかむたびにレモンの香りが鼻腔に拡がっておいしいなあと思う。夫にそう話したが夫は「そうかなあ、最初の頃に食べた塩レモンと違うかなあ、違いがわからんなあ」と言う。「両方ともおいしいけどなあ」という意味として捉えれば夫の「ちがいがわからない」「ちがいを気にしない」おおらかさに安寧な気持ちを得ることはできる。しかし夫が真に人生全般暮らし全般飲食全般に関してちがいを気にしない人なのであればこの人はそういう人なのだとおおらかな人だからと思うかもしれないけれど、夫はお酒やお蕎麦や山用品など細かい違いやうんちくを好んで語ることがあるということは「違い」に関するアンテナや感性がないわけではないのだと思う。となると、塩レモンを作成した妻としては、いやそこはぜひとも積極的にちがいをわかろうとしてみませんか、そしてそのちがいを共に味わいましょうよ、そうできる方が好きかもよー、と思ったりもするわけだ。     押し葉

塩レモンを冷蔵庫で保管する

 食卓の上で浸出の様子を観察していた塩レモンだが、あるときふと見て「うわーっ、カビがー」と気がつく。先につけたほうではなく二度目に漬けた方の一部に白いカビが見える。しまった、塩とレモンの日々の混ぜ具合が甘かったか、と反省しつつ瓶を開けてカビが付着したレモンを取り出す。肉眼で見て見えるもの数片を取り出し新聞紙にくるんで捨てる。瓶の蓋を閉めレモンとレモン汁と塩がよく混ざるようにしかし激しくはなくやわらかに中身を撹拌する。そして冷蔵庫へ。最初に漬けたほうの瓶もやわらかく撹拌して冷蔵庫へ。その後は冷蔵庫を開けて気が向いた時に瓶を回転させては中身を撹拌してまた冷蔵庫に戻す。その後はカビの発生はない。

 冷蔵庫で眠る塩レモンのうち先に漬けた方を今日初めて使ってみた。5月6日に漬けて3週間が経過したところ。本日のメニューは鶏肉とひよこ豆と塩レモンのスープ。昨夜から水に浸して戻しておいたひよこ豆と水と鶏肉と塩レモンの朔3個分と昆布出汁スティックを圧力鍋に入れて加熱加圧。加熱後圧力鍋のおもりが揺れ出したら中火で加圧7分にしてみた。食べるときに黒胡椒をミルで挽いてパラパラとかける。ああああ、じんわりとおいしい。ひよこ豆を食べると不思議と体が十全に満たされる感覚を覚える。

 塩レモンを知ってすぐに作ったなんちゃって塩レモン(電子レンジで加熱して作る)とは異なり、フレッシュレモンを塩につけてじっくりと時間をかけて待った塩レモンはその香りと味が爽やか。これは、おいしい。既成品の塩レモンに比べると私のなんちゃって塩レモンのほうがおいしいなー、と思っていたけれど、そのおいしいなーのなんちゃって塩レモンと比べても本当の塩レモンはさらにおいしいものだったのかー。

 市販の既成品塩レモンといえば、昨日定期検診で名古屋の眼科に行ったのだが帰りの高速バス休憩のサービスエリアの売店の棚に見覚えのある大量の瓶を棚に見つけて瞳孔が開いて世の中が眩しくて仕方がない眼でヨロヨロと近づいて見てみたら我が家にある既成品塩レモンだった。なんとこの瓶入り塩レモンは広島からこんな遠くにまで販路を拡大しているとはなんと仕事熱心なことだ、と感心する。そこでは感心だけして塩レモンは買わず、それよりも入口側に山積みにして置いてある「サラダパン」を購入した。これは柔らくほんのり甘めのコッペパンに沢庵のみじん切りをマヨネーズ和えしたものが挟んでるパン。キュウリのピクルスを小さく切ってマヨネーズと和えてパンに挟んだサンドイッチの沢庵版のコッペパン版。1個155円。夫は今朝の朝食に、私は今日のお昼のお弁当に、そのサラダパンを食べた。

 さて話を今日の夕食に戻そう。ひよこ豆のスープを加圧し始めたらガスレンジのタイマーを7分にセットしてお風呂に入る。湯船でゆったり身をたゆたえている間に7分が経過してガスレンジが消える音がする。あとは放置して圧が下がるのを待てばよいからゆっくりとお風呂に入ろう。身体洗浄が後半に差し掛かった頃夫が仕事から帰宅する。洗面台で手洗いとうがいを終えた夫がお風呂に顔を出して「ニンジンで焼きうどん作ればいいの?」と訊いてくる。ニンジンの下ごしらえは私が入浴前に済ませて炒めればいいだけの状態でザルに入れてある。

「うん、豚肉とニンジンと冷凍いんげん豆で焼きうどんにしてトッピングは温泉卵と薬味皿に入れてある大葉と茗荷を混ぜたやつと思ってる」
「はいはい、了解、まかせて」

 お風呂から上がると夫が「さあ、食べましょう」と座る。私は「あれ? スープは?」と訊く。
「スープ?」
「うん、ひよこ豆のスープがあるからテーブルにコレールの中のボウルを出してあるんだけど。圧力鍋にできてるよ」
「あ、ほんまや。焼きうどんをお皿に入れただけで満足して空のコレールの存在に気づいてなかった」

 夫作の焼きうどんの味付けは塩コショウとスティック顆粒だしでさっぱりとおいしい。市販の醤油味焼きうどんに添付されている焼きうどん用のタレで味付けた味よりも私の好みに合っていて心身ともに安心できて和むおいしさ。私はそれを少し食べてみてさらに粗挽き胡椒と塩レモンを追加する。それを食べてみてさらにアルペンザルツを少しかける。今日は暑くて仕事中に汗をよくかいたのか体が塩味を求めるようだ。焼きうどんに追加した市販既成品塩レモンとひよこ豆のスープの塩レモンとではやはりひよこ豆のスープに入っている自作塩レモンのほうが清涼で鮮やかな味。

 明日の夕食は素麺の予定。塩レモンを小さく切り刻んだものを梅肉的に素麺の薬味にしてみよう、そうしよう。     押し葉

焼きイカに塩レモン

 最近私がなんでもかんでも塩レモンを使うのを見て夫が「塩レモンおいしいけど、この夏限りの一時的なブームで終わる気がする」と言う。たとえそうであるとしても今は塩レモンのおいしさがたのしいのでそう感じる間はこの味を口にしては「おいしいな」と思うつもり。私が「どうだろう、来年はもう全然塩レモン作ろうともしないかな」と卓上の塩レモンの瓶を見つめつつ揺らしつつ言うと夫が「そうは言っても塩レモンは梅干しに比べるとずっと簡単にできるみたいだから、レモンさえあれば意外と作るかもな」と言う。

 むかし毎年のように梅干しと梅酒を作っていた頃はそれはそれでたのしくおいしかったのだけど、梅干しはいったん梅酢から引き上げて土用の天日干しを行いまた瓶に戻すなどのお世話が必要で、それに比べると塩レモンは漬けたら漬けっぱなしでいいのがそういえば気軽で気楽だ。

 さらにむかし韓国に語学留学していたのが秋から冬にかけての時期で、近隣のご家庭の庭先ではキムチの漬け込み作業風景が見られた。私が下宿(ホームステイ)していたおうちのおかあさんも親戚の家に集まってキムチ漬け作業をしてくると言って出かけていた。街ではトラックの荷台に山積みされた白菜が行き交い、家庭の庭では山積みの白菜が水洗いされ塩を塗りこまれ唐辛子粉とその他色々を葉と葉の間に塗りこめられ壺に納められる。

 その頃目にしたキムチ漬け作業に比べると梅干しを漬ける作業は自分ひとりで行えば済むことなので親戚関係者一同が万障繰り合わせる必要もなく個人的なスケジュール調整のみで解決するのが私に向いていると思ったが、お天道さまと相談しながら梅の土用干しを行い夜には取り込みまた翌日出して干す作業が梅干しには必要なことを思うと塩レモンは誰ともなんにも相談しなくていいのがさらに私に向いているような気がする。

 さて今夜の夕ごはんは焼きイカの予定。瀬戸内の甲イカ一夜干しをフライパンで焼いて切る。これに既成品塩レモンをつけてご飯のおかずにしてみる。冷奴の釜揚げしらすのせとホウレンソウと松山あげと卵の味噌汁も作る予定。     押し葉

塩レモンチャーハン第二弾

 今日の夕ごはんは夫作のチャーハン。具は豚肉とニンジンとブロッコリー。味付けは塩コショウとスティックだし顆粒と既成品の塩レモン。私が洗濯物をたたみ、生ごみ包み用の新聞紙を切り折りたたみ所定の位置に片付ける間にニンジンの赤とブロッコリーの緑と卵と塩レモンの黄色が鮮やかなおいしそうなチャーハンが仕上がった。

 我が家は生ごみは野菜の皮もヘタも卵の殻も茶殻もすべてすぐにその場で新聞紙にくるむ。新聞紙でなく通信販売等送付物の緩衝材として入ってくる紙を用いることもあるが、多少の吸水性があることと切れば好きなサイズにできるくらいにある程度以上の大きさがある紙ならなんでもよい。生ごみは生ごみのままで置いておくとにおいが出たりコバエがよってきたりするが、ゴミを紙できっちりと包み封をするように閉じておけばにおうことも虫が寄ることもない。冬場は包んだらそのまま燃やせるゴミの袋に入れ暖かい季節は包んだらすぐに冷凍庫に入れる。暖かい季節は冷凍庫の一段を生ごみ専用に場所をあけてゴミ出しの前夜まではこの場所に保管する。食品を保管する冷凍庫に生ごみを入れるなんて気持ち悪く感じる人もいるのかもしれないが、ついさっきまで冷蔵庫に食品として存在していた卵のその殻が中身がなくなったとたんに不潔になるとも思えず、においや虫が発生しないほうが私の気分としては清潔感が高いので、我が家のやり方はこれで。私の実家や義実家ではこの方式は用いられていないが、我が家では夫も私もこのやり方が安寧なのでこの方式で。新聞紙を冷凍庫に入れるなんて気持ち悪いと感じる人もいるかもしれないが、我が家では鮮度の高い野菜を濡らした新聞紙で包んでビニール袋に入れてさらに新聞紙でくるんで野菜室保管する(料理前にはあたりまえによく洗う)ことは日常的にあることで、野菜室なら新聞紙を入れていいものが冷凍庫ではだめということもないため、新聞紙で包んだものでも心情的な問題はなく冷凍庫へ。冷凍しておけばにおいも出ず虫もわかずゴミ出し前夜にゴミ袋をまとめるときに冷凍庫から出した冷凍生ごみをゴミ袋に入れることでゴミ全体の保冷になりゴミ全体がにおうことなく翌朝ゴミ出しするときにも冷凍生ごみは完全に解けてはいないので水分が出ることもなく快適。水分が出るほどの水気はもともとなく水気のあるものは水気を切ってから包んであるから汁気が滴ることはない。新聞紙で包んだ生ごみを冷凍庫に直接入れるのが嫌ならばビニール袋で隔離する状態にしてもよいと思うが、うちではその必要性を感じないので直接急冷室に投入する。朝はだいたい毎日バナナを食べるのだが、バナナの皮も食べたらすぐに新聞紙に包む。ぎゅうっと包んで冬はそのままゴミ箱へ、今の時期は冷凍庫へ入れる。冬のおやつにたとえば蟹を食べたときには蟹の殻は新聞紙で包みビニール袋で包みさらに新聞紙で包んで真冬であってもすぐに冷凍する。蟹のゴミは冬でも室温で置いているとすぐににおいを発するため魚介類は通年で食後の不可食部分は冷凍してゴミ出しまで待機する。

 さて、既成品の塩レモンで作ったチャーハンはやはりおいしかった。夫には「おいしかったからまた同じものを作ってほしい」とリクエストした。この塩レモンはチャーハンの味付けに使うとたいへんによい仕事をしてくれるようだ。瓶のラベルを見てみたら「炒めものやチャーハンの味付に」「サラダのドレッシングに」と勧めてくれている以外に「焼肉や唐揚げにかけて」とも書いてあるので近いうちにそれも試してみたい。     押し葉

既成品塩レモンでチャーハンを

 昨日書いた既成品塩レモンを使って今日はチャーハンを作ってみた。具は昨日の鶏肉と蕪のバター醤油炒めにオクラとナメコが加わったものの残りをそのまま。熱したフライパンに油を入れて具を先に温める。その後白ご飯に生卵をかけて醤油なし卵ご飯状にしたものをフライパンに加えて加熱。全体がパラパラとしてきたら既成品塩レモンを入れる。どのくらいかなあ、このくらいかなあと考えつつ大さじ二杯程度。全体をよく混ぜて完成。

 食べてみると、おや、これは、おいしい。レモンの主張は強くはないけれどレモンの爽やかさが食を進めてくれる。塩味もちょうどよい。さすが瓶のラベルに「チャーハンに」と書いてあるだけのことはある。瓶のラベルには「ドレッシングに」とも書いてある。うちではあまりドレッシングは使わないのだけど、塩レモンでドレッシングを作るとしたら、酢と油と塩レモンを混ぜればいいのかな。それとも塩レモンをそのままドレッシングとしてかければいいのかな。いろいろやってみよう、挑戦挑戦。     押し葉

既成品塩レモンに挑む

 自作のなんちゃって塩レモンを完食し、自作の正規の塩レモン第一弾を使い始められるのは来週の木曜日が目安。それまでの間、母が送ってきてくれた「広島産レモンで作った既成品の塩レモン」を使ってみましょう、と今日の夕食に使ってみた。メニューはキュウリとタコの塩レモン和え。キュウリはスライサーで輪切りにしタコは薄切りというかぶつ切りというかなんかそんなかんじ。そこに大さじ1杯程度の既成品塩レモンを入れて混ぜる。以上。キュウリの水が出てくるほどではない段階で各自の器にとって食べる。

 食べてみると塩味もレモン味もそんなに濃くない。が、これ以上塩レモンを足したいかんじでもない。自作のなんちゃって塩レモンを細かく切ったものとキュウリを混ぜたものは塩レモンはもっと少量でももっと塩とレモンの味が濃くて私好みにおいしかったのだが、既成品塩レモンはこれが成熟したまろやかさなのかもっと大量に使えということなのか、もうひとつキュウリとタコの既成品塩レモン和えは私の味覚にぐっとこず、やっぱりキュウリにはゲランの塩よね、とゲランの塩をぱらりと追加し、醤油味もちょっとほしいわ、と醤油を垂らし、さらには黒胡椒をミルで挽いてぱらぱらとかけちょうどよくなった。タコがモロッコのタコなのがもうひとつな原因なのだろうか。明石のタコでも手に入ればもっとタコのプリプリ感と塩レモンの旨味が極上のハーモニーを奏でるだろうか。いやしかし塩レモンはもともとモロッコあたりの食品であるということはモロッコのタコとは同郷ということならば本来は相性がいいはずなのだろうか。自作の塩レモンが完成したらまたキュウリとタコの塩レモン和えに再度挑戦してみたい。

 もう一品は鶏肉と蕪のバター醤油炒めで隠し味に塩レモンを。昨夜のにゅうめんのトッピングとしてゆでたオクラとナメコの残りも一緒に炒めて軽く少なめに塩コショウし小さじ一杯程度の既成品塩レモンを加えたのち最後に醤油で仕上げる。これは蕪がおいしかったのでぐっとおいしかったのはおいしかったのだが既成品塩レモンは隠し味として隠れすぎていて主張がなく、かといって卓上で既成品の塩レモンをさらに足したいかというとそうでもなく、ここはくっきりとした輪郭の塩味を足したい気分だわ、とアルペンザルツをはらりとかけて味がまんべんなく完成した。

 自作の塩レモンはこれまでのなんちゃって塩レモンも含めて塩分が10%よりも若干多かったのでその塩加減の印象に舌が慣れているせいなのか、うちで漬ける塩レモンの塩が私好みのおいしい塩だからなのか、既成品塩レモンよりも自作塩レモンのほうが塩味もレモン味もおいしいよう、早く自作の塩レモンを食べたいよう、なんならまた電子レンジでなんちゃって塩レモンを作ろうかなあ、と思いそうになるくらいだが、いや待て、プロの、メーカーの作った塩レモンからまだ学ぶところは多くあるはず、チャーハンやドレッシングなど瓶に書いてあるおすすめレシピに使ってみようではないか。     押し葉

大長レモンを塩漬けに

 前回瀬戸内レモンで塩レモンを作った話を書いたら広島の母がまたレモンを送ってきてくれた。今回は大長(おおちょう)レモン。それを用いて新たな塩レモンを作成する。塩はイタリアの地中海塩。レモン4個で564gだったので塩は60gくらいにしましょうと思いつつ計量していたがどばっと65gになったので、じゃ、65gで、とその量で作ることに。

 今回はすべてのレモンを斜めに切ったあとその半分にまたその半分にさらにその半分にと切る切り方で、ブレンディの空き容器9分目まで入る形となった。ガラス容器の熱湯消毒は前回ネスカフェゴールドブレンドの空き瓶を熱湯消毒したときに一緒に行ったがその後いったん蓋をして棚に片付けてから時間が経過しているので、ドーパパストリーゼ(消毒用アルコール)を噴霧しキッチンペーパーで拭きとってからレモンと塩を入れることにした。レモン自体は前回今回どちらも瀬戸内産で異なるのは材料としては塩のみ。ただ作り方としては切り方が一部異なるのと、今回は切っている最中に出てくる果汁をこまめにまな板から容器に入れたので前回よりは果汁が多めになったかもしれない。

 今回のレモンと一緒に母が既成品の塩レモンを一緒に送ってきてくれた。ネスカフェゴールドブレンドの空き瓶とブレンディの空き瓶の中で浸出中の自作塩レモンを使えるようになるにはまだ数週間かかるから、それまでの間は既成品の塩レモンを使いつつ既成品の味をお手本としながら食生活を送り、来月の今頃くらいからは自分が漬けた塩レモン三昧で夏を暮らす予定。     押し葉

瀬戸内レモンを塩漬けに

 一ヶ月くらい前だろうか、広島の母が送ってきてくれた荷物の中に瀬戸内レモンが三個入っていた。しばらく冷蔵庫の野菜室で保管し、どう使おうかな、蜂蜜レモンにしようかな、と考えているうちに何か料理に使いたくなる。レモンを料理に使うとしたらどんなレシピがあるのかしら、と調べてみたところ「塩レモン」というものに辿り着いた。

 塩レモンとはモロッコなどで作られる各家庭の常備菜らしい。日本で言うなら梅干し、韓国で言うならキムチ、のような存在だろうか。切ったレモンを塩に漬けて放置し、あがってきたレモン果汁と塩水は調味料として、レモン果実(発酵するのだろうか)はそのまま料理の具兼調味料として用いる。本来であれば漬け込み始めから数週間置いたのちに使いはじめるものらしいのだが、そのとき見つけた「鶏肉と塩レモン煮」というものがそのときに私の体にとってあまりにもおいしそうでそれがすぐに食べたくなり、翌日すぐ使える塩レモンを夜更けに作り始める。

 レモンを洗いよくふき乾かす。ジプロックスクリューキャップ付き耐熱プラスチック容器を用いる。レモンの重さを計る。その重さの10%から15%から20%程度の塩を用意する。レモンは胴体を斜めにバツじるしを描くように包丁を入れる。その後四分の一ずつをさらに半分またその半分と切る。容器に塩とレモンを交互に入れる。月桂樹の葉と粒胡椒も入れてみる。蓋を軽くのせた状態で電子レンジにかける。なんとなく三分。ひたひたのレモン果汁塩水が出てくる。なめてみると酸っぱくてしょっぱい。塩レモンは最初は味がツンツンしているが時間が経つとまろやかに変化するらしい。粗熱が取れたら冷蔵庫で保管する。

 翌日骨付き鶏肉と塩レモン数個とじゃがいもと水を圧力鍋に入れ加熱加圧する。なんとなくきゅうりの塩もみにもこの塩レモンを使ってみたくなりレモンの実と皮をみじん切りにしてスライスきゅうりと混ぜてみる。結果両方ともおいしくてこれはまた食べたい他にも塩レモンを使った料理を作って食べてみたいと思う。

 翌日か翌々日には鶏の唐揚げを作る。鶏肉に下味は何も付けずに片栗粉をまぶして揚げる。揚げあがった熱い状態の鶏肉に塩レモンの果汁塩水を垂らして食べる。爽やかでおいしい。これなら五葷なしの安心唐揚げとして私もおいしく食べられる。

 煮た場合もそのままの場合もレモンの実は皮ごと箸でちぎって食べるのだが、なんとなく梅干しのレモン版というかんじ。煮込んだレモンは鰯の梅煮で煮込んだ梅干しに煮ている。加熱しないそのままの塩レモンは梅干しをそのまま食べるときのようなそれを包丁で切ってたたくと梅肉ならぬレモン肉になりそう。

 塩レモンは冷蔵庫で保管している数日の間に塩水の液状がサラサラからトロトロに変わる。これはなんだろう果皮からペクチンかなにかが出てくるせいなのだろうか。

 母が送ってくれたレモン三個のうち二個は塩レモンにし、一個は蜂蜜と素温糖に漬けた。どちらもおいしくいただき、特に塩レモンのほうはまた作って食べたいと思う。国産レモンがうまく手に入るだろうか、また広島の母に送ってと頼んでみようか、いやそんなことで母の手を煩わせずとも数個で数百円のものなのだし自分で見つけて買おうよ、と思いつつ生協のカタログを見ていたら、瀬戸内レモン三個が三百円弱で掲載されていてレモン入手方法についてはあっさりと解決。しかし今注文すると連休前に漬けることになり連休中旅に出ている間瓶を揺らすお世話ができない。車で出かける旅だから旅先に塩レモンを連れて行って毎日瓶を揺らすお世話をしてもいいけれど、そんなに焦らずとも旅から戻ってきてから漬ければいいのではないかと思い直し、連休明けに生協でレモンが届くように注文する。

 しかしそれまでに最初に電子レンジで作った「なんちゃって塩レモン」がどんどんなくなり、また食べたい、まだ食べたい、作ってすぐに食べたい欲が湧く。いつも買い出しに行くスーパーで輸入レモンではなく国産レモンもあるのかなと見てみると和歌山レモンが置いてある。じゃあとりあえず一個また電子レンジで加熱して作ってすぐ使える塩レモンを作ろう、と決めて購入。買って帰ってすぐに作る。最初に作ったものと二回目に作ったものをなめ比べてみると最初のものはずっと味がまろやかに変化しており作ってすぐのものはしょっぱくてしぶくて味がツンツンしている。連休前は二回目に作った塩レモンで鶏肉とひよこ豆を煮たり、ポテトサラダを作ったり、と、これまたおいしく堪能。

 そして連休の旅から帰宅した後、生協で購入した瀬戸内レモン三個を塩レモンにする。今度は電子レンジで加熱するのではなく瓶の中で放置してじっくりと水を出させる作り方で。

 大きめの瓶(ネスカフェゴールドブレンドの空き瓶)の内側を熱湯で消毒。瓶の口と外側と蓋はドーパパストリーゼ(消毒用アルコール)で消毒。瓶と蓋を乾かす。レモンを洗い拭いて乾かす。レモンのヘタがうまく取れればレモンの全身を使うのだがヘタがかたくて取れないため今回はレモンの両端を切り落とす。小さめの二個は縦に朔に切る。大きな一個は斜めバツじるしで切ってからその半分さらにそのまた半分と切る。レモン約365gに対して塩(塩の銘柄は沖縄の「青い海」)45g程度計量。切ったレモンと塩を交互に瓶の中に入れる。月桂樹の葉二枚と粒胡椒二粒も。蓋をして揺らして混ぜる。そのまま室温で数週間置く。ときどき揺らして混ぜながら。数週間経過してレモンがしっかり漬かったら汁と実を使い始める。

 今回はレモン三個で大きめの瓶半分ほどの量。このかんじならこの大きさの瓶ひとつでレモン五個か六個くらい漬けられそう。我が家にはまだ空き瓶があるからまた国産レモンを買ってきて今度は別の銘柄の塩でも漬けて味比べしてみよう。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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