みそ文

小玉スイカの奈良漬

 いただきものの奈良漬を焼き野菜のマリネ他のおかずとともに食卓に並べる。夫と向かい合い「いただきます」と手を合わせる。「この奈良漬はなんの奈良漬かわかる?」と問う私に、夫は「うーん。瓜じゃないってことだよな」と言う。

「うん。ウリではない。でも近い」
「えーと、キュウリ、じゃないなあ」
「ちがいますねえ。これ一口サイズに薄く切ってあるけど、もとはけっこうまん丸」
「まん丸なあ。あ、トマト?」
「近いような遠いような」
「うーん、うーん。(ポリポリと食べてみて)メロンかなあ」
「あ、近くなってきた」
「ということは、スイカ?」
「あたり。小玉スイカ」
「なるほど。スイカの実や種も小さいうちに漬けたら、こんなにしっかりするんやなあ」
「ほんとにねえ。大きくなってもこれが最大なのかな。そういう品種なのかなあ。おいしいねえ。見た目はちょっとピータンに似てるね」
「みそきち奈良漬好きやもんなあ」
「うん。好き」

 人生初の小玉スイカ奈良漬、しばらくのあいだ、毎食のように、にんまりしつついただきます。     押し葉

クロユリの山でおでんを

 前回八月上旬に一泊二日で白山に登った夫が、今日は日帰りで白山登山に行ってきた。朝五時頃に車に乗って家を出て、現地の登山口を七時くらいに出発して登り始め、帰宅したのが夕方四時くらい。標高二千七百メートルの山に、日帰りで登ってくるだけの体力や登山力がついたんだねえ、と、二人でしみじみ感心する。

 前回白山に行った時には、夏でクロユリが満開で、お客さんが多くて混雑気味だったけれど、今回は秋の紅葉にはまだ少しだけ早いからなのか、お客さんがそんなに多くなくて、全く混雑がなくて、自分のペースで歩けるのが快適だったらしい。ちなみに、クロユリは夏の花で、今の季節には咲かないのだそう。そうなんだー、知らなかったー。

 夫は山に登るとき、いつもおにぎりを三つ持っていく。今回もコンビニで三種類のおにぎりを買って行く。前回八月に宿泊した施設はお昼ごはんの食堂営業を行なっていて、夫は今回その食堂で「おでん」を食べたという。具は、玉子、コンニャク、昆布、大根、練り物二種類。少し寒い今の時期には、途中で温かいものを食べるとおいしいんだろうな。おでんの他にはカレーライスもあるのだとか。

 夫からいろんな山の話を聞くようになって以来、私も少しずつ、どこのどういう山がどれくらいの高さなのかなどということが、おぼろげにわかるようになってきた。学校の社会科(地理)の勉強で学習したときにはただ山の名前と高さをなんとなくおぼえただけであったけれど、こうして実際登った人からいろんな話を聞きながら、ひとつひとつの山の存在を意識すると、その山に生息する植物や動物や鳥や、その他いろいろなことと知識がつながっていくのが面白くて興味深い。     押し葉

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どうやらみそ

Author:どうやらみそ
1966年文月生まれ

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